交通事故発生率が高く、全国ワースト3位という数値のさらに上を行く香川県のワースト記録は「ヒートショックでの死亡者全国ワースト1位」です。
高齢者1万人あたりのヒートショックによる死亡件数は、寒さが厳しい北海道ではわずか2件であるのに対し、香川県は7件を超えています。これは北海道では浴室・トイレも含め、どの部屋でも均一に暖かさを保つために、断熱機能が高い全館暖房が各家庭に普及しているからだといわれています。
2017年に旭化成建材が行った調査によると「季節別 住まいの温熱環境満足度」は春や秋はたいへん不満と答えた人が2%未満であるのに対し、夏は10%強、冬になると15%弱の人が「大変不満」と回答。さらに不満の理由の上位に「暖房している部屋とそれ以外の部屋の温度差」を挙げられています。
参照:旭化成【pdf】
ヒートショックが起こる原因は冬期の温度差によるものです。
暖かい場所から寒い場所に移動する際に、急激な温度変化が起こると血圧が大きく変化します。これが要因となり、脳梗塞や心筋梗塞、不整脈といった症状が起き、転倒や湯船での溺水など命に関わることに繋がるのです。
具体的には以下に挙げたような原因によって、急激な寒さと暑さの繰り返しに血圧が乱れやすくなることで起こりやすくなります。
ヒートショックを防ぐためには、住まいでの急激な温度変化を無くすことが大切です。
脱衣所や浴室に暖房器具を設置する、内窓を設置するなどして断熱改修するという方法や、シャワーを使ってお湯はりをするなどの予防策があります。
しかしヒートショックはお風呂場だけで起こるとは限らず、急激な温度差が起こる場所であればトイレや台所などどこでも起こります。
そういった意味では断熱性能をアップさせることはもちろん、部屋ごとの温度差をなくす家づくりが先決だといえます。お住まいを建てる際は性能重視した家づくりをするように心がけましょう。
着工棟数ハウスメーカーNo.1
引用元:タマホーム
https://www.tamahome.jp/
着工棟数工務店No.1
引用元:オークラハウス
http://www.okurahouse.co.jp/